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中学受験の今昔と中学のランキング

昔の中学受験の勉強のイメージ

さて、我が家では、ほとんど知識がない状態で中学受験を開始しました。

そもそも、どのくらいの勉強をすればよいのかが分からない。
いったいみんなは学校から帰ってきて寝るまでの間にどのような時間を過ごしているんだろうか。
1日何時間やればいいのだろうか、どのくらいできているんだろうか、と分からないことだらけでした。
塾の先生に聞けばある程度は分かるのでしょうけど、行っていないものですから、まったく分かりません。

その時の私のイメージもまだまだひどいものでして。
中学受験ってメガネかけたヒョロヒョロの子供に鬼の形相をした親が怒鳴り散らしてガリガリ勉強させて、塾では合格ハチマキを巻いてエイエイオーってやっているイメージしかなかったんです。私の子供のころ、そう、昭和の時代にできたイメージで、そういう過酷な勉強を強いられるのはかわいそうだ、と思っていました。
まあ、子供のころに実際そういうシーンは見たことがありましたが。

なので、我が家ではそこまでやることはないだろうなあ、そこそこ自力で勉強してみて、成績が上がったら、どこを受けるか初めて考えるかな~、とぼんやり考えていたのです。当時、ちょうど都立中高一貫校も設置されはじめていたので、授業料ほとんどかかんないなら、地元の公立中に行くよりもいいんじゃない?という程度の目標です。

しかし、そもそも受験日を見てみたら、なんと国立と公立は2月3日だけではないですか。受けられても1校しかない!

つまり、中学受験というのは国公立オンリーでやろうとすると一発勝負!
併願するなら私立校しかありません。
そう、受験スケジュールすら知らなかったのです・・・

受験する対象となっている中学の序列すらまったくよく分かっていなかったので、まずは中学の偏差値の順位、現在の偏差値における序列がどうなっているのか調べてみました。

当時の私の知識は「御三家ってたしか開成と麻布、武蔵だっけ」「駒東・・って何」「筑駒?」という状態。夫婦ともに公立で過ごしてきたために、私立校の序列がいまいちピンと来ません。

せっかく目指すのであれば、より大学の実績がよい中高一貫校に入りたいのはみな同じですよね。私も中高一貫校を含めた、現在の各高校の大学受験結果などをリサーチ。

この時は、「公立高校の上位校」と「中高一貫校の上位校」の差や「中高一貫校の中堅校」、「公立中高一貫校(中等教育学校)」が大学受験においてどんな進学実績を出しているのかを注目して調べてみました。

男子校や女子校の進学実績

ところが、結局、大学進学実績といっても、何かを基準にしなければ比較のしようがありません。東大に合格するのが何よりも大事か、というとそうではありませんが、どうしても、比較調査になると東大合格者数で比較するのがこの業界の習わしのようですね。本当にそれがすべて大事なわけではないんですけどね・・

調べてびっくりしたのですが、東大合格者に限ってみると、男子中高一貫校(の上位校)が圧倒的に多いですね。女子中高一貫校も同様です。
私たち夫婦は公立高校の進学校に行っていたこともあり、男子校や女子校のイメージがぜんぜんなかったのですが、改めて調べてみるとなんかすごい、ということは良く分かりました。

一方、当時は公立中高一貫校は設置されて間もなく、進学実績も出始めたばかり。これからの状態なので、もう少し様子を見てもいいかな、というのが率直な感想でした。中堅校は結構数が多くて、それぞれ個性があるので、自分の家に合っている学校を探すしかないなあ、と思っていました。

ただ、入試時の偏差値の割には大学実績がいいんじゃないか!?という学校も結構あります。入試時点ではそれほど偏差値が高くない学校でも、その後、実績が高い学校を目指してみようかと思い始め、お買い得な中高一貫校という記事なども参考に研究していきましたね。

うちの息子に男子校もありだなあ、と考え始めたのはこの頃でした。

合格者数と合格率

いつも東大合格者数って話題になりますよね。東大合格者の数が多けりゃいいというわけではないのでしょうが、他にいいパラメータがないので、しょうがないんでしょう。

とくに、よく週刊誌が特集している東大合格者数ランキング。私はずっと疑問でした。高校の合格力をはかるんだったら、合格者数ではなく、合格率だろうと。つまり、合格者/卒業生にしないと、母数が多けりゃ有利じゃないか、と思っていたのです。見つけたのが、この統計のページです。

「率」にするとすっかり見方が変わります。ここでもやはり男子中高一貫校が強いなあって思います。

さて、そうやっていろいろと見てみると、せっかく中学受験するんなら高校受験で入ることのできる学校よりも偏差値の高い中高一貫の学校を目指したくなってきました。もちろん、東大合格者が多けりゃいいというわけでもありませんし、偏差値が高けりゃいいというわけでもありません。それは、十分わかっているのですが、周りが勉強ができる生徒ばかりの学校はそれなりにいい刺激もあるのだろうという思いもあり、ちょっと目標を上げてみるか、という思いがむくむくと出てきまして、どんどんと中学受験の奥地に入っていくことになってしまいました。

偏差値の今昔

中高一貫校ってやっぱりいいんじゃないか、ということがだんだん分かってきたんですが、自分の昔の知識の状況からすると結構、勢力図が変わっているんではないかと思い、年代ごとの推移なんかもよく調べてみました。

ウルトラ短い解説にすると、かつて東京都が「府」だったころ、現在の都立高校の前身である府立中学ができました。府立中学は東京中の優秀な生徒を集めることに成功し、そのまま都立高校に引き継がれ、都立高校全盛の時代となったのです。その時に人気があったのが、日比谷、西、戸山の3校。しかーし、1967年に学区制度ができ、区域ごとに受験できる高校が制限されることとなり、優秀層が分散した結果、都立高校は一気に凋落。優秀層は、都立にそっぽを向くようになり、私立校全盛の時代となったのです。そのころに凋落していた都立の進学校に通っていたのが、わたし。

都内に限れば都立高に代わり、私立の開成、麻布、武蔵が伸びるころに、国立では筑駒、筑附が伸びてきていますね。同じころに駒東は新しい学校の中で、一気にスターダムに駆け上がり、神奈川では栄光、聖光、浅野といった学校もすごく実績を伸ばしています。

なので、現在人気のあるトップ校も、60年代までは今ほどの勢いはなかったんですね。そのころに筑駒を卒業された方で、開成に対してコンプレックスがあったよー、などとおっしゃられていたので、時代が変わるとトップ校も変わっていくのでしょうねえ。

私たちは都内ながらも受験非加熱区域ということもあり、塾にも行っていないわけですから、こんなことすら、自分で調べて「おおー、何とこんなに今は変わっているのね」と当時は感動していました。(でもその後に分かったことですが、塾に行ってても、ここまでは調べていない人も多いみたいですね。)

学区制度が最近廃止されたおかげで、日比谷高校などの都立校にも復活の兆しが見えてきました。しかし、東大合格者や合格率とかの統計数字って、いろいろと面白いことに気が付きます。週刊誌でも特集の記事がありましたが、私は特に自分が共学だったので、まず、男子校、女子校の、しかも中高一貫校がかなりずば抜けているのが不思議でなりませんでした。

私も奥様も公立共学しか知らなかったので、ここらへんまで調べてやっと、男子校や女子校って敬遠してきたけれども、どうやらいろいろといい部分もあるんじゃないか、ということに今さらながら気が付き始めたのです。

そう、中学高校という多感な時期に、同性だけという気を使わない環境で、のびのびと生活できるって、メリットも大きいんですね。プレジデントファミリーとかちょくちょく特集くんだり、記事載せてますよね。私は今まで「世の中男子と女子がいる以上、男女共学でやっていけなけりゃ、意味がない」などと共学教の信者だったのですが、中学受験の勉強を通して、男子校女子校の良さを再確認しました。

そういう経緯で、すっかり男子校も視野に入れて勉強を進めていくことになっていきました。